『ホーリー』は、アップデートによって「残りMPをすべて消費し、威力は「消費したMPの量×30」になる」という効果に変わった。さらに、アビリティ覚醒を行なうと、威力が上がるうえに対象が全体になる。
これを利用して、セトラの末裔 エアリスが『ホーリー+2』を味方に使って6人で跳ね返すと、非常に強力。ただし、以下の点に注意したい。
跳ね返した『ホーリー+2』は、6発同時にヒットする。セトラの末裔 エアリスには『リフレク倍返し』がなく、そこでチェインが途切れてしまうため、ナイトブレード ホークアイのような、チェイン攻撃の末尾が強力なユニットとは相性があまり良くない(『ホーリー+2』をチェインの最後に合わせられれば問題はないが、難易度が非常に高く、現実味は薄い)。
チェインが途切れることの悪影響を少なくするには、下記のようにするといい。
なお、フィニッシャーの中でも、ジャンプユニットとは相性が悪い。ジャンプ中の相手のぶんだけ反射人数が少なくなり、与えるダメージが減ってしまうからだ。
『ホーリー+2』を6人の味方に使って跳ね返せば、ダメージは「跳ね返さずに使った場合の6倍」になりそうに思えるが、それはチェインをしなかった場合の話。「6人で跳ね返してチェインに乗せたときのダメージ」は「跳ね返さずに使ってチェインに乗せたときのダメージ」の6倍にはならない。
跳ね返った『ホーリー+2』は6発同時に当たるが、内部的には順番があり、チェインの倍率が適用されるのは最初の1発だけ。2発目が当たった時点でチェインが途切れて、2~6発目のダメージはチェインで増加しない。
よって、与えるダメージは、
1発目:チェインによって5倍(最大倍率を『不滅の閃光』などで上げていない場合)
残り:1倍×5発
となる。
跳ね返さずに使った場合のダメージは、上記の「1発目」と同じ。つまり、「6人で跳ね返してチェインに乗せたときのダメージ」は「跳ね返さずに使ってチェインに乗せたときのダメージ」の2倍ということになる。
この戦法を実現するには、味方全体をリフレク状態にすることが必要。そのための手段として最も手軽なのはカーバンクルの召喚だが、カーバンクルで魔法を跳ね返せるのは1回だけ。毎ターン魔法を使ってくる敵が相手の場合、カーバンクルを事前に使っておこうとすると、敵の魔法を跳ね返してリフレクが消えてしまう。この問題を解決するには、カーバンクルの召喚を『ホーリー+2』と同じターンで行なうのが確実だ。
そのほか、魔封剣効果で敵の魔法を無効にすればリフレクを消費せずに済むので、これも対策になる……はずなのだが、特定の魔法については、無効化したはずなのに、なぜか反射もされるという怪現象が発生して、リフレクが消費されてしまう。
具体的には、バイオ系の魔法で発生することが確認されている(ほかにもあるかは不明)。挙動を見る限り、魔封剣効果で無効になるのはダメージ部分だけで、状態異常付与の部分を跳ね返していると思われる(『スリプル』など、ダメージを伴わない魔法の状態異常は魔封剣効果で無効にできる/魔封剣効果を2回ぶん以上用意しても、バイオ系の状態異常付与の部分は無効にできないので、「内部的に2回ぶんの魔法として扱われている」というわけでもなさそう)。
もし、『リフレク倍返し』を外付けできる武具やアビリティが今後登場したら、『ホーリー+2』を反射する戦法は、さらに超強力になる(6発すべてにチェインの倍率がかかるうえ、チェインを途切れさせてしまうこともなくなる)。記憶の片隅に留めておくといいかも?
なお、『リフレク倍返し』を持つビビ、黒魔道士の少年ビビ、純真の黒魔道士ビビに、ひかりのつえ(FFV)+やホーリーワンドを装備させれば、『ホーリー』を使わせることはできるが、アビリティ覚醒ができない=対象が単体なので、残念ながら意味がない。